食習慣とお口のケア👄
2022.06.30
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目 次
虫歯を予防する食習慣
幼児期の虫歯を予防するには、保護者の方による歯磨き指導や口腔ケアのほかにも、食習慣に気を配ることが大切です。
①虫歯になりやすい飲食物は避ける『糖分の多いもの』『粘着性のあるもの』『長時間お口の中に入れるもの』などの食べ物は虫歯になりやすいです。糖分の多いおやつやジュース、炭酸飲料は頻繁に与えないようにしましょう。②食事やおやつは決められた時間にダラダラと食べ続けるとお口の中が酸性に傾いた状態が続き、歯が溶け始めてしまいます。特に寝る前は虫歯ができやすくなるため、食事やおやつは避けましょう。③よく噛むことを心掛けて食べ物をよく噛むことで抗菌作用のある唾液が分泌され、虫歯や歯周病を防ぎます。また、幼児期から定期検診を受けることで乳歯の虫歯を予防・早期発見・早期治療することができます。保護者の方と一緒に定期健診を受け、家族全員の歯の健康を保ちましょう!お口のケアで認知症予防・改善
◎口腔環境の悪化が認知症につながる
高齢の方は口腔環境に要注意!年齢を重ねるごとにお口の自浄作用が低下し、トラブルを招きやすくなります。認知症患者の4人に1人は50代のうちから総入れ歯を使用しているという研究報告もあります。また、歯周病菌は認知症の原因となる毒素を増やすため、歯周病には注意しましょう。◎お口のケアで認知症予防・改善口腔環境の悪化が認知症につながるように、正しいお口のケアを行えば認知症の予防につながります。また、認知症患者に対して専門家がお口のケアを行うと、側頭葉機能の改善や食欲向上などの効果が見られるという報告がされています。このことから、お口のケアは認知症を予防するだけでなく改善させるということも分かります。◎ご自身でできる認知症を予防するお口のケア方法・細かなブラッシング→手先を細かく動かして歯を磨くのがコツ!手先を動かすことで認知症対策になるため、歯ブラシを左右に細かく振動させましょう。・デンタルフロスを使用すること→歯間の汚れを落とすためにデンタルフロスを使いましょう。手先を使った細かい動作は脳を鍛えるのに効果的です。・食事をよく嚙むこと→唾液をたくさん分泌することで口腔内の清潔が保たれ、虫歯や歯周病の予防につながります。清潔な口腔環境を保ち、認知症の予防・改善に努めましょう!