サホライドってなに❔
2023.11.30
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子どもの虫歯治療において、「サホライド」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。サホライドは、初期の虫歯の進行を抑えるために使われる薬剤で、特に小児歯科で広く活用されています。今回は、サホライドの効果やメリット・デメリット、使用時の注意点について詳しくご紹介します。
目 次サホライドとは?虫歯を「削らずに止める」薬
サホライドは正式名称を「フッ化ジアンミン銀」といい、虫歯の進行を抑制する目的で使用される薬剤です。塗布することで虫歯菌の活動を抑え、歯質を強化する働きがあります。特に、治療に不安を抱える小さなお子さまや、歯を削ることが難しいケースにおいて、有効な手段とされています。
また、サホライドは保険適用の治療であり、必要に応じて多くの歯科医院で受けることができます。
サホライドの主な効果と特徴
サホライドには以下のような効果があります。- 虫歯菌の除菌作用
銀イオンが虫歯菌を抑制し、進行を防ぎます。- 歯質の強化
フッ素がエナメル質を強化し、再石灰化を促進します。- 痛みのない治療
麻酔やドリルを使用せずに治療できるため、歯科治療が苦手なお子さまにも向いています。- 虫歯の進行抑制
初期の虫歯(C1〜C2程度)であれば、進行を食い止める効果が期待できます。サホライドのデメリットと注意点
サホライドは優れた効果を持つ一方で、注意すべき点もいくつかあります。
- 歯が黒くなる
虫歯部分に塗布した箇所が黒く変色するという特徴があります。これは薬剤に含まれる銀の作用によるもので、虫歯が止まっているサインでもありますが、見た目を気にされる方にとってはデメリットとなることもあります。
- 永久歯には基本的に使わない
サホライドは主に乳歯や、まだ成長途中の歯に使用されることが多く、永久歯への使用は慎重に判断されます。
- 根本治療ではない
あくまで虫歯の進行を「止める」治療であり、完全に治るわけではありません。定期的なチェックやクリーニングが必要です。
サホライドを使った後のケアが大切です
サホライドを塗布したからといって、虫歯予防を怠ってしまっては意味がありません。毎日のブラッシングや仕上げ磨き、甘いものの摂取を控えるなど、日々のケアが何より大切です。また、歯科医院での定期検診を受けて、サホライドの効果をチェックし、必要があれば再塗布や他の治療へと移行していきます。
サホライドが向いているケース
以下のようなケースでは、サホライドの使用が適しています。
- 小さなお子さまで、まだ本格的な治療が難しい場合
- 医療的配慮が必要な患者さま(特別な配慮が必要な子どもなど)
- 虫歯が初期の段階で発見され、進行抑制を目的とした場合
お子さまが歯医者さんに慣れるまでの「つなぎ」として、サホライドを活用するケースも多く見られます。
まとめ
サホライドは、歯を削らずに虫歯の進行を止める治療法として、小児歯科を中心に大変有効な手段です。見た目の変色など注意点もありますが、お子さまの成長に合わせた段階的な治療を進めていく上で、非常に有益な選択肢となります。お子さまの虫歯や治療について不安なことがあれば、ぜひお気軽に当院までご相談ください。








