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噛み癖は頭痛や耳鳴りの原因に!

2022.10.31

  • 無意識のうちに片側で咀嚼をしてしまう『嚙み癖』は身体にさまざまな悪影響を及ぼします。歯並びが悪くなる、歯がしみる、むし歯・歯周病になりやすくなる、顎関節症のリスクが上がる、肩や首がこるなど!嚙み癖による身体の不調を防ぐには両側の顎で同時にかむ習慣をつけることが重要です。

    目 次

    食いしばりのせい?顎に痛みが!

    顎の痛みのほかに、口があけにくかったり、口を開けるときに音が鳴ったりしませんか?

    もしそうなら、顎関節症かもしれません。
    いつの間にか症状が治まる人も多いのですが、再発を繰り返したり、症状が長引く人もいます。この顎関節症がある人の8割に「口を閉じているときに上下の歯が常にくっついている」癖があることが分かっています。ただ、今まで上下の歯がくっついているのが当たり前だった人が無理に「歯と歯を離そう」としてもなかなかできません。大事なのは意識しなくてもいつの間にか歯と歯が離れた状態になることです。

    口を閉じた時に上下の歯は離れていますか?

    ・正常なお口の状態(安静空隙)

    私たちの上下の歯は唇を閉じていても離れているのが本来の姿です。
    上下の歯の間には2~3mmの隙間が存在し、この隙間はお口の正常な状態として(安静空隙)と呼ばれます。
    お口を閉じた時に上下の歯がくっつきがちな人は要注意です!
    『TCH』の危険性があります。

    ・お口周りの不調を招く『TCH』
    お口を閉じた時に上下の歯が接触してしまうことを『TCH』といいます。
    仕事中やスマートフォンを見ている時、家事をしている時など何かに集中している時に起こりやすい癖です。
    『TCH』は本人も気づかないような弱い力が継続してかかることで歯肉や歯の根が圧迫されて血行不良や神経障害を招きます。知覚過敏や嚙み合わせの悪化、歯周病の悪化に繋がる他、お口周りの筋肉や関節に過剰な負担がかかります。

    『TCH』の改善方法

    『TCH』を改善するには、上下の歯をくっつけないよう意識をすることが重要です。

    「歯をくっつけない」などと書いたメモや貼り紙を用意して日常的に見る場所に掲示しておきましょう。上下の歯がくっついていることを自覚した場合、鼻から大きく息を吸い込み、口から息を吐き、体全体の力を抜きます。
    『TCH』はストレスが主な原因として考えられています。そのため、普段からストレスを溜め込まずに発散できるよう、自分の好きなことをする時間を持つことも大切です。