ストレスが招くお口のトラブル
2022.07.30
-
目 次
ストレスによるお口のトラブル&原因別対処法
◎食いしばりや歯ぎしり
過度なストレスにより食いしばりや歯ぎしりが繰り返されると、顎の関節が正しい位置からずれる『顎関節症』になったり、顎の痛みや肩こりなどの原因にもなります。➪ 対策何もしていないときに強くかみ合わせていないか、歯と歯を当てていないかなどを常に意識することが大切です。もし食いしばりや歯ぎしりによる痛みが出た場合は、筋肉の痛む場所を中心にストレッチをして、筋肉をリラックスさせましょう!◎口臭唾液には、口腔内の細菌の増殖を抑制する効果があります。このため、ストレスによって唾液が出にくくなると、口腔内の細菌の活動が活発になって口臭が発生しやすくなります。➪ 対策口臭や口の渇きが気になる場合は、ゆっくりよく噛んで食事をすることを心掛け、唾液を分泌させましょう!◎歯周病過度なストレスは免疫力の低下を招き、歯周病の進行を早めます。また、食いしばりや歯ぎしりによって歯や歯茎に力が加わることで、歯周病が重症化しやすくなります。➪ 対策歯周病菌の原因となるプラークを取り除くため、起床後、昼食後、就寝前の歯磨きは最低限欠かさずに!歯ブラシのヘッドの大きさや毛先の硬さなどは自分に合ったものを選びましょう!◎虫歯過度なストレスによって交感神経が働くと、粘性の高い唾液が分泌され、酸によって溶けた歯の表面が修復しづらくなり、虫歯になりやすくなります。➪ 対策ジュースや炭酸飲料など、酸性の飲み物は控えましょう。また、洗口液やデンタルフロスによって歯ブラシが届きにくい部位のケアをすることもオススメです!あなどれない!歯周病
歯を失う最大の原因…歯周病。自覚症状がないまま放置すると、脳や心臓など全身の病気につながる可能性もあります。
歯周病の原因となる細菌や細菌の分泌物が血管に入り、血液の流れに乗って全身に広がると、糖尿病、心筋梗塞などの病気につながる可能性もあります。まず、自分が歯周病かどうか、チェックしてみましょう。〖歯周病セルフチェック〗・歯茎がむずがゆい・口の中がネバネバする・歯茎が下がり、歯が長くなった気がする・歯と歯の間に食べ物がはさまりやすくなった・グラグラする歯がある歯周病は毎日の歯磨きできちんとケアすれば、基本的に防げます。正しい歯磨きの方法を確認してみましょう。デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間をきれいにすると、より効果的です。1日1回、特に寝る前は、フロスなどを併用してしっかりとケアしましょう。〖正しい歯磨き講座〗・歯ブラシを斜め45度に傾けて、歯と歯茎の間を磨く・力を入れず、歯ブラシを細かく横に動かしながら1本20回づつ磨く・裏側も同様にしっかりと磨く磨きにくい前歯の裏は、歯ブラシを縦に動かす